読んだ本:西原理恵子・勝谷誠彦著「鳥頭紀行 ジャングル編(kindle)」

2024/11/19〜11/21

 

西原さんと勝谷さんの鳥頭紀行シリーズ。 ブラジル・アマゾン川での釣りをメインに、まあ破茶滅茶な取材旅行の様子を西原さんの漫画と勝谷さん、昆虫学者?の西田孝治さんのコラムで綴る。平成25年(2013年)の出版なのだが、まだこんな余裕が雑誌界にはあったんだ。  これで手持ちの勝谷さんの本が無くなった。未入手のものもまだあるが、寂しいなぁ。

 

 

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読んだ本:二階堂黎人著「誘拐犯の不思議」

2024/11/16〜11/20

 

2年ちょっとぶりの二階堂作品。 心霊写真家上祐レイから3枚の猟奇的な写真を見せられたサトル。一緒にいた恋人の二ノ宮彩子は、かつて自分を誘拐した犯人が殺された姿でそこに写っていることに気づいた。警察には相談せずに独自解決を図ったが、身代金は奪われてしまい事件は未解決のままであった。サトルは誘拐犯の捜査に取り掛かるが、容疑者には鉄壁のアリバイがあった。 サトルは特殊相対性理論的推理法で犯人のアリバイ崩しにいどむ!

 

Amazon.co.jp: 誘拐犯の不思議 (光文社文庫 に 18-9) : 二階堂 黎人: 本

読んだ本:湊かなえ著「サファイア」

2024/11/13〜11/15

 

宝石の名前がついた短編集。「真珠」、「ルビー」、「ダイヤモンド」、「猫目石」、「ムーンストーン」、「サファイア」、「ガーネット」の7編。最後の2つのみ連作になっている。どの作品も湊さんらしい人の黒い面を描いており、甲乙つけ難いが、個人的には「猫目石」と「ガーネット」か。特にガーネットはサファイアが壮大な前振りになっており、見事などんでん返しであった。ほんとにうまい!

 

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読んだ本:阿刀田高著「私が作家になった理由(kindle)」

2024/11/14〜11/15

阿刀田さんの東京新聞日経新聞に書いた連載コラムをまとめたもの。作家になるまで、なってから、国語審議会の委員や日本ペンクラブでの裏話など。作家デビューするにあたり、何を狙ったか、も書かれていたが、新刊として「ナポレオン狂時代」が出て読んだことを思い出した。

 

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読んだ本:井沢元彦著「日本が人民共和国になる日(kindle)」

2024/11/9〜11/13

  新聞記者の桜浩行とカメラマンの金村良美は原発取材中大地震に遭い、原発が爆発してしまう。死んだと思われた二人であったが、息を吹き返すと不思議な世界に迷い込んでいた。そこは1960年代の日米安保闘争が成功してしまい共産主義国となってしまったパラレルワールドの日本であった。二人は元の世界に戻ろうと奮闘するが・・・ 巻末の井沢氏と今や政党党首となった百田尚樹氏の対談も面白い。

 

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読んだ本:樋口明雄著「ドッグテールズ(kindle)」

2024/11/8〜11/12

犬と人との関わりを描く短編集。「グッドバイ」、「バックパッカー」、「疾風」、「遠吠え」「向かい風」の5篇。どれも良かったが「グッドバイ」と「向かい風」がbestか。最後の「向かい風」にはレスキュードッグのことが書かれていて、後のK-9シリーズの因になっている感じの作品であった。

 

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読んだ本:田中陽希著「グレートトラバース 日本百名山ひと筆書き(kindle)」

2024/11/6〜11/9 今となっては懐かしい、田中陽希さんの最初のチャレンジ。自分への挑戦から始まったが、応援する人が増え、そのことがプレッシャーになり、葛藤を抱いてしまう心の叫びがリアルであった。最後に撮影クルーの紹介で、先日K2で遭難された平出さんと中島さんの名前があった。あの迫力ある映像はおふたりがいなければ撮れなかっただろう。本当に残念である。

 

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